■不動産広告はしっかり確認してますか?■

2023年05月27日

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前橋市で活動する「前橋市不動産売買専門ナビ 甚不動産相談事務所」です。

■不動産探し(土地など)、住まい探し(一戸建新築&中古)、売却(売る)のお役に立ててください■

 

 

住宅購入の際に中古でも新築でも販売図面をみなさんは確認されていると思います。

では各図面でどこを重点的に確認した方が良いかはご存知でしょうか?

 

「駅徒歩●分!日辺り良好」など、不動産広告は、ついキャッチコピーに目を奪われがちですが、購入を検討するにあたっては広告の端のほうに細かく書かれた物件概要に必ず目を通す必要があります。

物件概要には、その土地の価格をはじめ施設負担金、都市計画規制や私道負担の要件など、不動産に関する重要な事項が記載されています。したがって、この物件概要にきちんと目を通せば、おおよその土地の条件は認識できる事になります。

 

広告表示にはいくつかの決まりごとがあります。

たとえば、徒歩による所要時間は、道路距離80mを1分間として計算しなければなりません。

このとき、1分未満の端数は切り上げとなります。また、面積については㎡単位で水平投影面積で表示し、1㎡未満は切り捨て出来るが、四捨五入や切り上げは出来ません。さらに、不動産広告で「新築」と言えるのは建築後1年未満であり、かつ未使用であるという意味で用いなければなりません。

 

建築基準法第42条に規定する道路に2m以上接していない土地については、「建築不可」と表示しなければありません。

また、42条2項道路に接している土地については、「みなし道路」に接する旨を表示する必要があります。

さらに、古家等が存在する土地であれば、「売地。ただし古家あり」と表示、都市計画道路内の土地であれば、その旨を、明瞭に表示しなければありません。その他、土地面積に私道負担が含まれているかどうか、地目、水道、ガスなどの主要な事柄については、すべてこの物件概要に記載しなければならない決まりとなっています。

 

なお、広告にあたっては、「絶対」、「万全」等の全く欠けるところがないことを意味する用語や、「格安」、「安値」など、価格が著しく安いという印象を与える用語、「最高」、「極」など、最上級を意味する用語、「日本一」「業界一」などの用語も根拠がない場合には使ってはいけない事になっています。

 

不動産購入の時に必ず見る広告にも、注意点や決まり事があります。

効率よく家さがしをするには、まずは広告の見方を知る事が重要ですね。

 

また、新築の場合はいくつかの図面がありますが、図面には何が書かれているのかがわかると現地でのチェック項目も減ると思います。

 

まず、設計図書とは、建築工事を行うために必要な各種の書類のことであり、図面や面積表、仕様書などです。

図面には、平面図だけでなく、配置図、立面図、断面図、短計図などがあります。

このうち短計図は、重要な部分をより詳細に記載した断面図で、階段の寸法や屋根の勾配などが示されております。

また、室内の四方の壁を内側から見た展開図や、建物の構造を上から見下ろした状態を示した伏図、コンセントの位置や給排水管の経路などを示した設備図、敷地の外まわりを示した外構図などもあります。

一方、仕様書には、図面では表せない工事方法や構造などが文章や数値で示されてます。

 

中古の場合は全ての図面は見られない場合もたくさんありますが、何が記載されているかを知っておくと良いかと思います。

 

普段見慣れない図面なので、どこに何が記載されているのかわからず見落としてしまう事もあるかもしれません。

購入後に「知らなかった」などとならないよう、購入前に確認しておくようにしましょう。

ご不明な点等ございましたら、不動産のプロに確認すると良いかと思います。

 

 

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