■不動産売却の前に知っておくべき諸費用■

2023年10月09日

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前橋市で活動する「前橋市不動産売買専門ナビ 甚不動産相談事務所」です。

■不動産探し(土地など)、住まい探し(一戸建新築&中古)、売却(売る)のお役に立ててください■

 

不動産売却は一生のうちで何度も経験するわけではありません。

相続した不動産を手放したい方、新しい物件に心を奪われた方、子供の独立を機にダウンサイジングを考えている方、それぞれの背景があるでしょう。

しかし、共通しているのは「どう始めれば良いのかわからない」という疑問。

この記事では、その疑問を解消すべく、売却に必要な諸費用に焦点を当て、分かりやすく解説します。

 

売却の流れと期間

1不動産会社の選定:数社に査定を依頼することが一般的で、直接担当者とお話しの上選定します。

2査定と価格設定: 専門家の意見を聞き、適正な価格を設定します。

3広告・宣伝: 物件情報は多くの場合、不動産情報サイトやチラシなどで広告されます。

4内覧と交渉: 購入希望者と内覧を行い、交渉を進めます。

5契約: 条件に合意したら売買契約を締結します。

6引渡しと決済: 売買代金の支払いと物件の引渡しを行います。

 

一般的に、売却の契約までに約2~3ヶ月程度+引渡しまで約2カ月 合計4~5カ月が必要ですが、物件や市場状況、売出し価格によってはそれ以上の時間がかかる場合もあります。

 

基本の諸費用

仲介手数料: 成約価格の3%+6万円(+消費税)が一般的です。

印紙代: 売買契約書に貼る印紙税。金額は契約金額に応じて変わります。

 

発生する可能性のあるその他の費用

登記費: 住宅ローンが残っている場合、抵当権を抹消するために司法書士に支払う費用。

測量費用:測量が必要となる場合 約50~80万円程度

解体費用:古い建物で売却の為に解体等が必要な場合 100~300万円程度

ハウスクリーニング費用:3~20万円程度

住宅ローン返済手数料:5000円~金融機関により変わります。

譲渡税: 売却によって利益が出た場合にかかる税金。

 

譲渡税について

譲渡税は非常に複雑です。所有期間が5年以下であれば「短期譲渡所得」、5年以上であれば「長期譲渡所得」に分類され、それぞれ異なる税率が適用されます。さらに、特別控除や復興特別所得税なども影響します。

 

売却総費用の概算

大まかに言えば、譲渡税を除き

マンションであれば、売却価格の3,5%〜4%程度

戸建てであれば、上記の金額に+測量費用・解体費用等が掛かる可能性があり4~6%程度

が諸費用として必要です。

 

成功のポイント

1不動産会社選び: 信頼できる会社を選ぶことで、スムーズな取引が期待できます。

2税務対策: 譲渡税やその他の税金について、事前に専門家のアドバイスを得ることが重要です。

 

以上が不動産売却に関わる諸費用と手続きの大まかな流れです。多くの費用が発生するため、しっかりと準備と計画をして、失敗しないよう心がけましょう。最後に、何か不明点や疑問点があれば、専門家としっかりと相談することをお勧めします。

 

 

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